※()内の数値は単位数を示します。

1学期のプログラム

 

Analysis of Business Problem (1)

欧米系大企業に加え、資金繰りに窮したスペイン中小企業や、国際的なNPOのエイズ撲滅プロジェクトまで、多岐に渡る企業のケースを通じて、真の課題を発見する為の多角的な視点、定量面及び人間の深層心理にも基づいた問題分析と意思決定方法、複数の利害関係を考慮したシナリオ策定等について深く学びます。授業では必ずしも解決策が示される訳ではなく、それよりも、問題解決に向けた思考法を徹底的に叩き込まれる、MBAプログラムの基盤となる授業です。

 

授業が後半になってくると、他の授業で学んだ知識ともリンクさせながら議論を深めていくことになります。また、授業によってはケースの主人公がゲストスピーカーとして登場することもあります。

 

ケース・メソッドに慣れるのに最適の授業ですが、準備段階でアクションプラン迄を練っている事が要求される、IESE MBA1,2を争う非常にワークロードが厳しい授業です。

 

Leadership (1)

経営者やマネージャーとしていかに組織の中で他者をどのように動機付けるか、コンフリクトをどのように解決するか、バックグランドが異なるチームの中で、信頼関係をどのように構築するか、企業文化をいかにして形成していくか等を学びます。
また、チームプロジェクトでは、授業で取り扱ったテーマに関連する短いビデオを制作します。このプロジェクトを通じて、授業で学習したフレームワークや知識を習得させます。

 

Financial Accounting (1)

複式簿記の基礎から、リース会計、連結会計、税務の基礎までの幅広い分野を扱う財務会計の授業です。

 

Marketing (1)

5Cや4P等のフレームワーク、価格設定方法等、マーケティングの基礎を学びます。Analysis of Business Problemの授業と並んでケースが厚く歯ごたえがあるうえ、計算量もあり、マーケティング初学者にとっては一学期間を通して寝不足にさせてくれる大変な授業の一つです。

 

Decision Analysis (1)

ビジネス上での意思決定に必要な統計学の授業です。Decision Tree、期待値、平均分散、PVIRR等の計量手法の基礎、意思決定者が陥りがちなバイアスの問題などを取り扱います。また、Crystal Ballというソフトを用いモンテカルロシミュレーションも実践します。

 

Capital Markets (0.5)

資本市場のメカニズムについて、マーケット参加者の視点から学ぶファイナンスの導入的な授業です。(株式、金利、クレジットなど)に関する具体的な事例を挙げながら、金融のダイナミズムを学びます。また、毎回の授業の最初には、その日のマーケットでのホットイシューは何か、その背後にある理論は何かについてもFTの記事を題材に議論します。



2学期のプログラム

 

Managerial Accounting (1)

Managerが意思決定をするに当たって、どのように管理会計を利用できるかを学習します。ケースを通じて、総合原価計算、直接原価計算、ABC(Act Based Costing) などの複数の原価計算(収益計算)方法を理解したうえで、本ケースにおける意思決定ではどの手法をもちいるべきか、それぞれのメリット、デメリットを議論し、知識を深めます。

 

Operational Finance (0.5)

B/Sと資金繰表の解釈に重点を置いた資金調達に関する授業です。業界および競争戦略の分析と財務戦略の分析とを平行で進め、最適な資金繰り方法や融資の可否について議論を行います。

 

Marketing Planning and Implementation (1)

1学期のマーケティングの続編で、さらに具体的に、セールス、商品開発、顧客満足、などに焦点を当てつつ、競争戦略の視点を含めた複眼的な分析を行います。チャネルの構築に関する巨大小売業者との対峙や、Private Brand開発戦略、ブランド構築の費用対効果について学習します。

 

Globalization of Business Enterprise (0.5)

Pankaj Ghemawat教授がデザインしたIESEの目玉授業の一つです。国と国との差異に着目したフレームワークにより、グローバル化が進む事業環境の捉え方や、国際戦略策定や実行の基礎を学習します。

 

Operations Management (1)

オペレーションの改善を通じていかに収益性を向上させて行くか等、オペレーションの基礎の授業です。具体的には、ボトルネック、段取り管理、待ち行列、在庫管理などの理論を、ケースを通して学びます。オペレーションの現場を学ぶべく、工場見学も行います。

 

Leading Organization: Systems, Values and Ethics (0.5)

前半はリーダーシップ論、後半はビジネス倫理について学びます。実際にビジネスリーダーが直面した組織問題、並びに、エンロン、ワールドコムの粉飾決算問題や、メルクの薬害事件への対応など有名企業が直面した倫理問題について学習します。 

 

Self-Management (0.5)

 

自分自身の性格、目標、価値観についてケースに照らし合わせて再認識を図ります。過程でPeer-coachingを行いながら進めますので、自分自身のみならず、他者のコーチングについても習熟が求められます。

 

3学期のプログラム

Capstone (2)

企業への短期コンサルプロジェクトです。企業が実際にまさにその時に抱えている課題に対し、分析を重ね、解決策をチームとして提案します。当然、お題はチームごと(企業ごと)に全く異なります。

 

Corporate Finance (1)

Financeの導入講義です。CAPM,WACCを用いたバリュエーションやIPO価格の設定、EVAを用いた管理方法などを扱います。コースの最後では、チーム単位でM&A交渉をする演習やIPOプレゼンテーションを行います。

 

Competitive Strategy (1)

 

各業界内で企業はどのように競争力を築いていくか、それをどう維持していくか、ポーターの5 forces Analysisなどのフレームワークを用いながら、競争戦略の基礎を学びます。AppleCoca-Cola、Wal-martRyanairなど有名企業のケースが多く楽しめます。ゲストスピーカーの講演もあります。

 

Global Economics (1)

経済学の基礎知識についてミクロ/マクロの両面から取り扱う授業です。前半は基本的な理論と分析手法を用いて、一般的な経済事象(技術革新、人口増加、補助金、独占など)のビジネスへの影響を学びます。後半は実際の経済問題に関するケースを用いて授業が行われ、メキシコのペソ危機、ヨーロッパ通貨統合、日本のバブル崩壊と金融危機、サブプライム危機などが取り上げられます。

 

Operation Strategy (1)

オペレーションの応用編。2学期に学んだオペレーションの改善から一歩踏み込み、持続的な競争優位を確立する為に実社会ではどのようにオペレーションの理論を応用し、それを戦略的に活用すべきかを学びます。授業はすべてケースだが、チーム対抗のシミュレーション・ゲームなどもあり、オペレーションの重要さと難しさをリアルに感じることができます。

 

例えば、NikeやBMWのケースについて、実際のオペレーション担当のExecutiveにプレゼンを行うといった、実際のオペレーションの戦略的活用についてのグループプロジェクトも行います。

  

Quantitative Methods (0.5)

定量分析を深く学びます。回帰分析をはじめとして様々なモデルがどういった場面で最適かを議論します。エクセルの機能についても理解が深まります。

  

Transforming Organizations with ICT’s (0.5)

ICT (Information and Communication Technology)が現代社会において果たす役割と、ビジネス/組織に与える影響について学びます。クラウド、ビッグデータ、ソーシャルネットワーク等についても取り扱いますが、具体的なICTの内容・仕組みよりも、その影響に焦点が当てられています。

 

Fundamentals of Entrepreneurial Management (0.5)

アントレプレナーシップについて、アイデアを収益化してビジネスにする方法という観点を中心に、学びます。ファミリービジネス、社内起業活動(intrepreneurial)等の側面も踏まえて授業が進みます。