ナイロビモジュール体験談

2年生のTです。1月中旬、ナイロビで行われたインテンシブモジュールに1週間参加してきました。今年は特に人気で、50人超の学生が参加しました。モジュールは大きく2部構成となっており、1週目がアフリカビジネスのイロハを様々な形で学び、2週目が学校が指定する現地企業へのコンサルプロジェクトでした。大変迷ったのですが、バルセロナの同じくインテンシブモジュールで是非受講したい科目が2週目にあったこと等から、最初の週のみの参加としました。

 

 

とはいえ、アフリカマクロ経済等の講義及び通常のケース(テーマは、モバイルバンキング、マイクロファイナンス、 コラプション等)での学びに加え、オペレーションに優れた現地企業への訪問、ストリートマーケットとスーパーマーケットの双方実地訪問を踏まえた比較、現地ホストスクールであるSBSStrathmore Business Schoolとともに希望業界ごとに行う情報・意見交換や価格交渉の練習、キベラスラムへの訪問等、最初の1週間だけでもプログラムがタイトで大変濃厚でした。特に、モバイルバンキングシステム(M-Pesaが電気へのアクセスが従来ない人々へのソーラーパネルやランプの供給源としての役割を担うまで巧みに応用されていること、ジョブホップ(転職)における意思決定から行動までの早さ(当日!)、ストリートマーケットで売り手の「ムード」を動かす小話が価格交渉に少なからず影響を及ぼすことを体験したこと、スラムでの貧しいながらも屈託のない子供たちの笑顔等は自分にとって大きなインパクトでした。また、個人的なキャリアの事情としてビジネススクール他校とパイプ作りをしたり観察しておくことが重要だったことも一つの理由で本モジュールに参加したのですが、前述の交流に加え、複数回ディナーを一緒にする機会があり、交流を深めることができました。これに限らず、SBSのおもてなしは随所に素晴らしく、ホスピタリティの観点からも学びがあるほどで、全く頭が上がりませんでした。

 

加え、1週目の直前の休日には近隣のサファリを訪れ、ケニアらしさを満喫しました。サファリでは、「俺はずっとドライバーやってるけど、こんなに近くでライオンを見るのはこの10年でたった2度目だ!とドライバーさんが我々を差し置いて大興奮して写真撮影に熱中してしまうくらい、幸運なことに超至近距離でライオンを見ることなどができました。

 

この1週間で終わらせてくれないのが、さすがIESE(笑)というところでしょうか。本科目の評価は3要素から構成され、授業のパーティシペーション、ログ形式での滞在中の指定の内容についてのレポート、及びアフリカにおけるビジネス機会及びアイデアについてゼロベースで調査してチームでプレゼンするというものでした。3点目については、帰国後、チーム8人で相談しモバイルヘルスビジネスをテーマとして選定し、自分がそのテーマを推した都合、チーム内議論を主導しました。自分のバックグラウンドが移動体通信にあり、且つ、サマーインターンで医療機器系の会社で新規事業開発のインターンを経験していたのでその際の経験や当時のプレゼンにおける反省などを活かしつつ、チームで議論を重ね、全チーム+教授の前で10分プレゼンしました。結果、教授から「こういうプレゼンの流れと形式を待っていた」という、おそらく褒め言葉に近い評価を我々のチームのみ頂き、2年生にしては比較的重い授業が無事落ち着くこととなりました。

 

昨夏のブラジルモジュールは、サマーインターンの日程の都合上参加ができなかったため、何としても参加したいと強く願っていたナイロビモジュールは、上記に加え、さながら同級生とのプチ修学旅行の意味合いもあり、大変実りあるものとなりました。2週目のコンサルプロジェクトに参加した学生も、訪問事前から訪問事後まで約3か月にわたる担当企業とのコミュニケーションは大変学びに溢れた経験だと言っておりました。IESEにご入学された暁には、プログラムの目玉の1つである海外モジュールには是非参加されることをお勧めします。