交換留学体験記: NYU Stern

Class of 2017Kです。

 

IESE2年目、4th TermNYU STERN(以下NYU)に交換留学に来ています。①交換留学という制度自体、②参加のメリットデメリット、をお伝えできればと思います。

1.  交換留学という制度について

 

IESEは世界中のトップスクールと提携し、4th, 5thタームに1学期の交換留学できる制度があります。各学校に枠があり、希望者は交換留学に行きたい学校をランク付して提出し、各生徒の1st, 2nd タームの成績順に学校が振り分けられていきます。学校のリストはHPを確認いただければと思いますが、アメリカ・欧州・アジアのトップ学校に、追加の学費なしで参加することができます。

 

2.  交換留学のメリットデメリット

 

交換留学は、2年間のMBAの中で他の学校でも学べる貴重な機会である一方で、メリット・デメリットがあるので、自分自身の状況を判断の上、参加を決めるべき制度だな、と思います。個人的にメリット・デメリットを3つずつ選んで記載します。

 

メリット① 新しい学校が楽しめる

 

IESENYUはそれぞれ素晴らしい学校ですが、雰囲気は全く異なります。名物教授が“If you want to save whales, save the planet, whatever- I dont care about it. Be rich and then do it”と言ったとき、学生の英語がNativeな割合が多いとき、企業プレゼンが毎日あるとき、その企業プレゼンでピザを食べたとき、Caseではない授業に出たとき、他の学部の学生にあったとき、等々IESEにはない雰囲気を感じます。ファイナンス出身の私にとり、Prof. OkunProf. MuphyProf. Damodaran をはじめ、NYUの名物教授の授業で勉強できることは、とても幸せなことだと思います。加えて、ゲストスピーカーが豪華だったり、NYUという組織に4か月滞在できる面白さは無限大です。

 

メリット② 新しい街を楽しめる

 

バスケ、アイスホッケー、バレー、ブロードウェー、オペラ等の娯楽、レストランをはじめ、私のいるニューヨークはいるだけで楽しい街です。加えて、秋のNYは美しく、今年の118日に控えた大統領選、ハロウィーン、サンクスギビング等々、アメリカを満喫できる季節に交換留学ができてよかったと思います。また、私自身は社会責任投資に興味がありますが、大手社会責任投資家にアクセスできるメリットもあります。また、周辺地域(キューバ、ナイアガラ、シカゴ等々)への旅行もできます。

また、ライフスタイルや価値観(特にLGBT・女性への考え方、宗教観等)は、バルセロナとニューヨークで全く異なるのでこの違いを肌で感じることができているのも今後のキャリアで大きな肥しにいなるなと思います。

メリット③ 新しいネットワークへのアクセス

 

新しいルームメイト(私はNYU Tischにいる女優の卵と住んでいます)、IESEから来ている仲間、他MBAからの留学生、NYUの学生、NYにいる日本人とネットワークが広がります。特にNYUはパートタイム、夜間等の働きながらMBAを取得する制度が充実しているので、社会人とも知り合えるのはとても有難いです。

 

デメリット① リクルーティングへの支障が大きい(かもしれない)

 

NYUの場合は交換留学生にOn-Campus Recruitingを提供していません。加えて、IESEのキャリアフェアへの参加を含め欧州でのネットワーキングがしにくく、かつ、IESEのキャリアサービスを通じて面接が入る場合、もれなくSkypeです。こちらに来てびっくりしますが、MBAを採用している企業やポジションは欧米で大きく異なります。仮に欧州での就職を希望する場合、大企業が採用を本格化する4th TermIESEにいない、ということは結構リスクがあると思います。

 

アメリカで就職を考えている場合、そもそも交換留学で職探しを、というのは覚悟があっても大変だと思います。交換留学生はJ1 Visaで留学することになりますが、4か月弱という期間で、交換留学の制度を用いてインターンを探す、というのは大変な気がします。特に4th termの場合、終了後すぐにバルセロナに戻る必要があるのでJ1ビザの延長も難しいです。なので、アメリカでの就職を狙っている場合、アメリカでVisaがない状態で交換留学を用いて職探しをすることはあまりお勧めしません。

 

なお、日本の企業への就職・アントレということなら支障はないと思います。

 

デメリット② 休みが短くなる可能性があり、事務手間が増える

 

NYU(大層のアメリカMBA)は9月頭から授業が始まります。IESEの授業開始より3週間以上早いと思います。また、冬休みの開始も3週間ほど遅く、夏休み・冬休み合計で6週間短くなった感じがします。加えて、VISAの取得、新しい学校のシステム等々、住み慣れたバルセロナで生活するのとはまた違った事務手間が発生します。バルセロナ外でインターンをした私は、夏休みからずっと移動し続けているので、一つの場所にSettleしたくなります、本当に。

 

デメリット③ IESEコミュニティへの貢献が難しい、単純に寂しい

 

折角仲良くなったIESEの仲間との貴重な時間が減るのはとても寂しいです。特に2年生はIESEというコミュニティに貢献できるいい時期ですが、カンファレンスの主催やクラブのマネジメント等、遠隔地では難しいことも多く、コミュニティへの貢献は限定的にならざるを得ないと思います。

 

と、五月雨に書きましたが、帰国子女ではなく、大学に出るまで引っ越しをしたこともなかった私にとって、NYに住むという経験は日々が刺激的です。交換留学について更に詳しく知りたい方はこちらのエントリもご一読ください。Exchange Programの話 (1), Exchange Programの話 (2)

 

1 IESEはほぼ全授業がケーススタディに基づくディスカッション形式をとる